この曲を聴け! 

Songs From the Sparkle Lounge / DEF LEPPARD
帰ってきたクーカイ ★★ (2015-04-26 16:59:23)
 全然知らなかったんだけれど、上の方は随分と荒天だったんだねぇ。
 だが、双方の方々の言い分は、それぞれそれなりに共感をもって理解できる。
 私にとってLEPPSは“要聴き込み”のバンドでありつつ、やっぱり一聴して「これはまだ良くわからないけれど、素敵なメロディを持っている」と思わせる楽曲を作るのが、得意なバンドとして認識している。何回か聴いて、それでも「うーん。これ、良いのか?」と思った場合は、素直に出来が良くないというふうに割り切る。

 そんな私が本作についてコメントしようとすると、ポイントが三つある。
 まず最初に誤解がないように書いておくのだが、決して駄作ではない、というのが一点目。しかしながら、印象を一言で表現すると「竜頭蛇尾」というのが二点目。そしてフォローするわけではないのだが、「後半が薄味だけれども、ま、こういうのもたまには良いんじゃない?」というのが3点目である。

 どうも各楽曲の製作環境は、誰かが持って来たリフから発展させたようなパターンが多いと共に、あまり皆で「ああでもない。こうでもない」といじくらず、あっさり作ったようだ。
 そういうわけで、4曲目ぐらいまでは「おお、なかなか・・・」と聴けるのだが(やっぱり白眉は②だろう)、5曲目以降は「徒然なるままに、はい、チョチョイのチョイ」という感じ。ボーナス・トラック前の本編ラスト・ソングなんか、「あ?これが本編最後?」と、ちょっとイメージがそぐわない(悪い曲ではないのだけれど)。

 でも、現時点での最新作。7年経とうが(スタジオ盤では)レイテスト・アルバム。嫌いじゃないですよ。

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