この曲を聴け! 

政治に詳しい人、教えてください!
帰ってきたクーカイ (2015-06-03 01:16:35)
>銘菓ひよこさん

 どうもです。いつも楽しくコメント読ませてもらっています。
 大丈夫ですよ。悪意の込められた文章とそうでない文章の違いは読めばわかりますから。銘菓ひよこさんの発言(>189)は、一つの真っ当な見解で、無論後者の方です。
 そもそも私のコメントも、「これが最も正しい考え方で、誰が何と言おうと一切変わらない」というものでは全然ないわけで。万が一そんなこと思っていたら、“討論”という行為が成立しませんし。様々な意見を提出し合い、大局的な見地での最適解を皆で煮詰めていこうっていうのが、民主主義の目指すところで。最近のこの国では、ちっとばかり(民主政治の)雲行きが怪しくなってきていますが。

 あ、全然話が変わりますが、私の中ではHIGASHIさん、ヤングラジオさんと共に銘菓ひよこさんは(勝手に)古馴染みの方々の一人として(やはり勝手に)親近感を感じております。今後ともよろしくお願いします。

>(それで、ここから長い独り言になります)

 いや、どうして188みたいな文を書いたのかというと、1週間ほど前にとても面白い(そして読みようによっては、とてつもなく不愉快な)本を買ってきたからです。それは何か。内田樹さん編集・執筆の『日本の反知性主義』です。まだ全部読み終えてないのだけれど、中でも白井聡さんの「反知性主義、その世界的文脈と日本的特徴」が強烈でしたね。
 何がどう強烈か、長くなりますが以下に一部を抜粋しますね。

  迂闊で知性を欠いた人々
   適菜が着目する「B層」の概念は、適菜自身が考え出したものではない。それは、もともとは、 
  2005年の小泉郵政解散の総選挙をめぐって出てきた。すなわち、自民党から選挙戦略の構築
  を依頼された広告会社(スリード社)が作成したレポートに登場し、当該レポートが外部流出し
  たことで表沙汰になった言葉である。そのレポートは、国民の階層をA~D層に分類し、B層を
  「構造改革に肯定的でかつIQが低い層」、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキ
  ャラクターを支持する層」と規定している。適菜はこれをまとめて、B層とは「マスコミ報道に
  流されやすい『比較的』IQ(知能指数)が低い人たち」と定義している。つまり、マスコミ報
  道が、グローバル化や規制緩和-すなわち、ネオリベラリズム政策の推進-が良いものだと喧伝
  すれば、それを鵜呑みにしてよく分かりもしないのに「賛成!」と叫ぶ迂闊で知性を欠いた人々
  である。小泉自民党は、これを支持基盤とする綿密な戦略を立て、総選挙における大勝利を手に
  入れた。〔白井聡「反知性主義、その世界的文脈と日本的特徴」『日本の反知性主義』晶文社   
  2015年 72・73頁より抜粋〕

 いやあ、知らなかったっすねぇ。自らの不明を恥じ入りたいもんですが、ここで白井さん(及び適菜さん)の文章を持ち出して何が言いたいのかというと、「だから自民党を信用するな」ということではないんです。実際、私は適菜さんの文章本体(適菜収『日本をダメにしたB層の研究』講談社 2012年 46頁、とのこと)を読んでいないし、スリード社のレポートっていうのもここで初めて知ったので、白井さんの文章を検証するという作業はこれからなわけで。
 何にゾッとしたのかって「B層」という概念規定ですよ。もし、これが本当の話だとしたら、こんなに人を虚仮にした話もないな、と。そして、一方で思うわけです。「ありうる」と。

 仕事柄、社会(もしくは人々の生活)の流れを長いスパンで追うことが多いもので、最近とみに感じるんです。現在のこの日本の“空気”って、もしかして太平洋戦争に突入する前の状況に似てたりしないだろうかって。
 つまり、「B層」にカテゴライズされる人々がいるとして、その人達を“自分の頭で考えず”、“自分の言葉を持たず”、“周囲の雰囲気に流されつつも、そのことに対して無自覚”な人々、と言い換えたとしたら。
 現状はかなり危うい。そう思えてならないわけです。

 というわけで、最も声を大にして言いたいのは(とは言っても、この遊びの場でグダグダ言っているんですから、飲み屋でクダ巻いているレベルですがね)、「もうちょっと周りを良く見て、少し想像力を使ってみよう。この先どうなるのか、自分の言葉を使い皆で議論しよう」ということです。

 前々から、たまにここでも書いていますが、何だか知らないうちに底無しのドブにハマっており、そのことについて他人のせいにすることがないよう、しっかりと見て、考えたい、で、(もし)機会が巡ってきたら、自分が出来ることをキッチリとこなしたい、と思うわけなのでした。
  

→同意