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Who Else! / JEFF BECK
粗茶ですが ★★ (2004-03-25 18:28:00)
99年リリース。個人的に神盤。
メンバーは、Jennifer Batten(Gt)、Steve Alexander(Dr)、Randy Hope-Taylor(Ba)、Jan Hammer(Key)。
前作「GUITAR SHOP」から約10年ぶりの新作ということで、インターバルの空きすぎた感はあるが、その音は色褪せることなく、また衰えてもいない。
さらに特筆すべきが、このアルバムの広すぎるともいえる音楽性の幅である。
3大ギタリストの1人に名を連ね、また齢60歳を間近に迎える人間ともなれば、その音楽姿勢も守りに入っておかしくないはずだ。
しかし、「テクノからブルース、アイリッシュ、中近東風まで(←ライナーノーツより)」実に様々なタイプの曲を料理している。
10年というブランクも、ジェフ・ベックにとっては十分すぎるほどの充電期間だったに違いない。
攻撃性というか、研ぎに研ぎ澄まされた鋭敏な彼の感性を感じ取るには最高のアルバムだと思う。
1曲だけ選ぶなら、Declan。名曲Cause We've Ended As Loversに肉薄するほどの泣きのギター、憂いを帯びた曲調に感動した。

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