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Seven Seals / PRIMAL FEAR
ハルディン ★★★ (2015-08-07 00:28:35)
傑作の6th。JUDASとACCEPTの間を行くド直球の正統派サウンドはデビュー以来一貫していて本作も同様だが、新約聖書の「ヨハネの黙示録」をテーマに掲げた本作は全体的に終末的なダークさを打ち出し、硬質で重厚なサウンドと共にずっしりと重く圧し掛かる。鋭いハーモニクスを唸らせながら重低音をゴリゴリ捻じ込む激ヘヴィなGリフ、ハイトーンのスクリームは控えめにドスの利いたラルフの低音寄りのVoと相まって以前にも増して逞しくマッスル化。今作から参戦のランディ・ブラック(元ANNIHILATOR)の手数多めのドラム捌きも痛快で、スラッシーな疾走曲の4における畳み掛けはかなり強烈。

アグレッシヴでヘヴィな作風だが哀愁バラード曲の3や6、10といった存在がヘヴィネス一辺倒にならないように上手く挟み込まれ、叙情性を蔑ろにしない姿勢がグッド。ブルータルなヘヴィさに偏らずにメロディアスさも過不足のないバランスで塗され、さらにドラマティックさもしっかり盛り込んだ作りが素晴らしい作品だ。

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