この曲を聴け!
THOUSAND EYES
naosuke ★★ (2015-10-10 21:10:44)
ここをお借りして待望の2ndの感想を。
他のレビュー等で軒並み高評価で「1st以上」との評価を見聞きするが
個人的には正直そこまでではない。
Voが一時期、喉を傷めていたらしいが
その影響か(単なる先入観では無いと思う)
1stより一本調子になったように思う。
そもそもこの手のジャンルのVoは一本調子なのだが
1stはその中でも比較的音域の広いシャウトを聴かせていたと思う。
まあ、その無茶が祟って喉を傷めてしまったのかもしれないが…
Drが変わってこれも高評価の要因となっているようだが
確かに1st時のDrより手数・足数が多く派手になり
金物の使い方もナイスセンス。
しかし、そのDrの音をやや強調したサウンドプロダクションになっており
さらにアタック感が強いため
聴き疲れしてしまう。
1stの方がサウンドプロダクションにまとまりがあった
全体のバランスが良かったように思う。
1stには無かったインストを2曲挟んでいるが
これがなんとも古臭い出来。
そもそも全曲ギターソロ満載なんだから
インスト入れる意味ないし、実際に普通のギターソロの方が派手。
アルバム単位で構成を考えたなら、オープニングに盛り上げるSE的なのを入れ
ラストの曲はフェイドアウトで終わらせて欲しかった。
そしてこれが最も大きいのだが
楽曲が弱い。もっと言うとリフが弱い。
1st以上に既聴感が強く
早くもネタ切れ感が感じられる。
海外の本家らはやはり楽曲・リフがまず素晴らしく
さらにギターソロがそれを引き立てるが
まさにその逆。
否、楽曲・リフの弱さを補う以上のギターソロ連発だが
やはりロック(~メタル)は楽曲・リフありきでしょ。
ギターソロまで我慢しなくちゃいけないなんて、なんか悲しい…
まあそこまで酷いわけじゃないが
1stの時はそこまで思わなかった。
以上、これらをこのバンドの個性と見ることもできるが
私は気になった。
辛口になってしまったが
ラストの名曲具合がこのCDを手放させてはくれない!
→同意