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Come Out and Play / TWISTED SISTER
失恋船長 ★★ (2016-03-06 13:42:47)
プロデューサーにAcceptやScorpionsとのお仕事で知られるディーター・ダークスを迎え入れ、前作のスマッシュヒットを受け②では予想外のカヴァーまで収録したバラエティに富んだ一枚。全般的に陽性な雰囲気は増し初期の頃の尖ったヤバさは減退、バイオレントさは損なわれたが洗練度は大幅UP、クールなニューヨーカーさもあるが感触が柔らかくなり、苦節云年のベテラン臭と、それを覆い隠さんばかりのド派手なメイクに痛々しさを覚えたら、このバンドに手は出せないのですが、多くの制約の中で自身のアイデンティティを色濃く残そうとした跡が伺え良く耳を澄ませば彼等らしい退廃的な魅力は十分に感じられます。前作のスマッシュヒットした②曲が好きな人にはこちらの方向性は歓迎でしょうが、英国に見出された初期の音楽性に魅力を感じる人には少々、丸くなった感覚が強いでしょうね。テレビ受けしないコント職人と通から心底愛されていたバナナマンの設楽さんがまさか、朝の顔になるとは夢にも思わなかったみたいなもんでしょう。時代は1985年、逆にそこを見越した作風ではありますね。
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