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Unknown Soldier / War Machine
失恋船長 ★★ (2016-06-13 13:21:49)
NWOBHMが斜陽を迎えつつある1983年に結成されたニューキャッスル出身の4人組が1986年に、あの悪名高きNeat Recordsからリリースした1st。エッジの立ったテクニカルなギターを中心に複雑な構成とシリアスなサウンドを聴かせる音楽性は、単純に走るわけでも愛想のいいキャッチネスさもない、英国風味のシリアスなサウンドを披露。Neat由来の音質の酷さ、立体感のない音作りは、ダイナミズムに欠けイマイチ、この手の音楽を伝えるのには迫力不足だが、ギター、ベース、ドラムと随所に魅力的なプレイで場面場面に拘りの展開を見せている。あとは紅一点の女性シンガーの受け入れ方が聞き手の評価を分ける最大の要因、個人的には線の細いセクシー系の歌声、終始気持ちが悪いキーでべったりとした歌メロを歌い、なんとも噛み合わせが悪く、楽曲のテンションをダダ下げているのです。例えるならJ-POP界において数々のヒットを飛ばした『JUDY AND MARY』あの奇抜なメロディラインをのっぺりと歌い上げる凄さを思い出すし、笑点の新メンバーに親の七光以外に売りがない三平が選ばれたようなミスマッチ感を誘発していますが、そんなの関係ねぇとオッパッピー出来る英国産メタルマニア及びNeat Recordsに目がない猛者にはたまらんモノがあるでしょう。ちなみにギタリストのスティーブ・ホワイトさんは1992年リリースのVENOMのアルバム『The Waste Lands』に参加してますのでやはりマニアはチェックしたくなりますよね

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