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帰ってきたクーカイ (2016-06-30 18:45:46)
 好きな作家について

 読書体験で、最初期にはまった作家さんについて書く。

 眉村 卓 さん。

 初めて小遣いで本を購入して、いまだに手許に所持しているのは、この方の『ねらわれた学園』(昭和51年7月30日初版)である(持っているのは昭和56年9月20日発行の第32版)。

 どうして本屋で手に取ったのか。

 決まっていますよね。
 薬師丸ひろ子さんが表紙だったからだ。

 当時(から数年後まで)、角川文庫は“メディア・ミックス”の手法で事業展開しており、自分のところで出版している書籍を原作とした映画を製作、配給していた。
 当然、テレビを見ていると映画の宣伝が流れる。
 するとそのCMに心惹かれた、どこかの片田舎(ド田舎か)に住むガキ(俺のことね)も興味を持って、小遣い握りしめ本屋のレジに並ぶわけだ。

 でもそれは全然悪い事ではなかった。

 『ねらわれた学園』は名作だからだ。

 実のところ、映画は見たことがないから全くコメントが出来ないのだが、眉村卓さんの原作は、単なる「ジュブナイル」というカテゴリーを超えて、普遍的な問題を提示している。学ぶことについて。親について。他人と違うことについて。少年(少女)の時期を過ごすことについて。

 今、いちいち読み直してコメントを書いていないので、多少「なんだよ、想い出補正かかってんじゃないの?」と言われることを書いているかもしれないが(それは以下に記入されるであろう書き込みの、全てに該当する。もうほとんど読んだ想い出や読後感に従い書き込むつもり)、大筋では誤ってないはずだ。

 と、書きつつ、本の内容に全く関係ないことで締めてしまいます。

 「中高生の頃、薬師丸さんが同級生だったらなぁ」

→同意