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Serenade / WHITE WIDDOW
失恋船長 ★★★ (2017-05-30 14:02:03)
オーストラリアのバンドなのですが、軽やかなキーボードにフラッシーかつテクニカルなギターがねじ込まれる80年代型のメインストリームHM/HRサウンドを踏襲。嫌みのない音楽性は先人達の美味しい所を余すことなく披露、個性不足感は否めませんが、奇をてらわないアレンジと曲作りは、好きのもには安心安全の高品質ブランドとして、心を開放し耳を傾ける事が出来ますね。
ビックギターとビックコーラス、嫌いな人にはトコトン嫌われそうですが、ZEROコーポレーションが現存していたら絶対にほっとかない的確にツボを押さえた作風は、ある意味BIG IN JAPANなアルバムだ。
メインストリームと言っても昨今のアメリカンロックとはチョイと違うので、所謂グランジ以降のヘヴィロックの影響を受けたリフワークは出てこないし、2000年以降のヘヴィロックバンドに見られるラップのグルーブを持ちこんだヘヴィサウンドは皆無だ。
それ故に、物足りないと感じる面も強いでしょうが、美的センス溢れる普遍のメロディは万人に受け入れられる要素も大、アルバム単位で聴いても飽きさせないバランス感覚の良さ、エッジは聴いているが感触のよいギター、ハードなドラム、個性不足な歌い手も逆に方向性の妨げにはなっておらず、キーボードの使い方も含め、良く計算された一品ですね。
メロディ派は勿論ですが歌モノHM/HRを愛する方ならマストバイな一品でしょう。普段、貧乏くさいマイナーメタルばかりを聴いている貧相なワタクシの耳には尚更そう感じましたね。

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