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Live on I-5 / SOUNDGARDEN
帰ってきたクーカイ ★★ (2017-07-09 19:16:24)
 作品の(評価の)良し悪しとは全く無関係ではあるが、ここにきてこのタイミングでクリス・コーネルを失うことになるとは、予想だにしなかった(ニュースを目にした時、正直とても驚いたし残念であった。衝撃を受けたという表現が物足りないほどであった)。彼の魂がどのような深淵を覗き、いかなる風に吹かれ、波のうねりに身を任せたのかは知る由もない。
 ただただ、ご冥福を祈るばかりである。

 このライヴアルバムは確かとうとう日本盤が出なかったと記憶しているのだが、1996年の北米ツアーでレコーディングされたものを編集しまとめたものだ。①~③⑤⑧⑨⑮がカリフォルニア州のデル・マー(11月30日)で、④⑩⑭がワシントン州シアトル(12月18日)、⑥がカナダのヴァンクーヴァー(12月7日)、⑦がオレゴン州セーラム(12月8日)、⑪~⑬⑰がカリフォルニア州オークランド(12月5日)、⑯がワシントン州シアトル(12月17日)となる。
 曲間はフェイドアウトなしで編集されているので、一つのライヴを疑似体験出来る。おそらくはライヴにおけるベストテイクで構成されていると思われ、1996年と言えば5th発表に伴うツアーであり、ある意味全盛期におけるライヴベストという趣きであろう(ちなみに①③④⑪⑬⑯が4th『Superunknown』、②⑤⑥⑰が3rd『Badmotorfinger』、⑦⑨⑫⑮が5th『Down on the Upside』、⑧がThe Beatlesのカヴァー。⑩が1st発表前の『Screaming Life EP』収録曲。⑭がThe Stoogesのカヴァー)。

 言うまでもないことだが、クリス・コーネルの熱唱が本作で聴ける。

 これも言うまでもないことだが、クリスがいなくなってとても寂しい。
 もうSOUNDGARDENの新作が聴けなくなったことも、非常に残念だ。

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