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Toto / TOTO
MK-OVERDRIVE ★★★ (2017-09-17 08:26:39)
LAのTOTOといいシスコのJOURNEYといい、何故いわゆる産業ロックバンドは東海岸レーベルのCBSと契約しちゃうんだろ?という素朴な疑問。TOTOの場合はBOZ SCAGGSとの関係があるから止むを得なかったのか? しかしそうするとやはり同じウェストコースト出身のKENNY LOGGINSはどうなる?
何にしても、TOTOは本来の意味におけるAOR=Audio Oriented Rockと呼ばれる音楽を初めて世に広めたバンドである。ヒットの如何に係らず9.2.3.8.のシングル攻勢は当時未成年の自分にとって確かに"耳心地の良い"音楽だった。
本作が新人バンドにしてはかなりの売れ行きを見せ、さらに4年後"Ⅳ"が大ヒットしたことにより産業ロックのレッテルを貼られる破目になるのだが、まずはこの1stで聴かれる”大人しめのミクスチャー”ぶりをじっくり賞味しておきたい。BOSTONが実質TOM SCHOLZ & BRAD DELPの2人に対し、TOTOは腕利きのスタジオミュージシャン6人=職人集団。
共通して言えるのは、いずれも産業ロックの一言で片付けられる音楽ではないということ。矢野顕子はTOTOの音楽を悪いとハッキリ言ったが、どっこい、良い音楽だからヒットし売れた。もちろんメタルでは全然ない。それだけのことだ。
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