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America Must Be Destroyed / GWAR
失恋船長 ★★ (2017-12-07 17:45:22)
その過激なショーが一部では話題となった、メタル系は勿論、パンク、ハードコア、ジャズ、ファンク、ラップといった音楽全般を取り込んだ、なんでもありのゴッタ煮サウンドでも話題となったバンド。わが国ではオフザケ感を誘発する着ぐるみ姿に、R指定で知性を感じないおバカなショーが全く受け入れられず、音以前に存在がNGだったバンドなのですが、後年あの日本一権威ある商業誌において100点満点の評価を受けたSlipknotや同じ着ぐるみ軍団のLORDIやロブ・ゾンビなどが、こぞって影響を受けたと公言された事で評価が一周回って540度は変わった彼らですが、今作を聴けば、その影響が大きかったのも頷けるでしょう。
今作はMetal Bladeからリリースと言うのもあって前作よりも硬質感がUP、ドラムの音は相変わらず軽めだがタイトに絞り上げた事でグッとメタル度が増し鋭い牙をむき出しにしてきましたね。
そのモンスターキャラがハッタリにならない攻撃性が宿った事で、音に説得力も増し、ミクスチャー系のラウドサウンドが好みの方には大いに楽しめる要素も増えたと思います。個人的には、この手の音楽性に引き寄せられるモノは少ないのだが、豊富なアイデアを破たんさせぬアレンジ力の高さには、目を見張るものがありますね。
アメリカをぶっ壊せと訳せば良いのか、物騒なタイトルも、地球征服を企む宇宙人キャラのイメージから来るもんだと思っていましたが、ある意味、既存の音楽シーンをぶっ壊せとでも、言いたげなニュアンスを今作からは感じますね。それだけ、一枚のアルバムの中に色んなモノを取り込み、ド派手に完結させていると言うことなんですがね。

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