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Destiny / SAXON
正直者 ★★★ (2018-01-22 20:47:56)
日本では異常にウケの良いアルバム。

前作「INNOCENCE IS NO EXCUSE」で見せたポップ路線をさらに突き進めた異色の一枚。

キーボードも大胆に取り入れ、いきなりのカヴァーソングで幕開け、その軟弱さは初期の面影は全く無し、ダイハードなファンは膝から崩れ落ちた。

しかし、その新しく華麗に生まれ変わったサウンドは、質も高く随所に魅力的なメロディを散りばめ、その辺の新人では作り上げる事の出来ない完成度の高いメロディアスHRへと作り上げています。

全曲見事に素晴らしいですが、中でも極上のメロディアス・ハード・チューンの Ride Like the Wind 、 I Can't Wait Anymore、S.O.S.、We Are Strongなんて彼等だからこそ様になる名曲です。

一人でも多くのメロディアスHRファンに聴いてもらいたい傑作です。

ただ初期のバイカーズHRを求めると苦しい。

ちなみに、このアルバムが日本でウケがいいのはBURRN誌で91点を獲得。広瀬編集長のボジティブな意見に同意するファンも多いが、単に乗っかっただけの奴らも多い。それは他のアルバムのコメントなどをみるとハッキリと分かります。支離滅裂なんですよ。
サクソンはスピードメタルバンドじゃない。重厚なヘヴィロックが似合うバンドだからね。

したがってCrusaderやPower & The Gloryをアメリカンと文句言って、これは名盤とのたうちまわっている輩は全員、酒井康を教祖と崇めるBURRN!教団の信者だと断言しておこう。
自己のなさもここまでくれば罪だよ。

→同意