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2112 / RUSH
クーカイ ★★ (2001-09-09 23:51:00)
'76年発表。4作目。
20分を超える大作「2112」を収録。初期RUSHの代表作にして、傑作として数えられる一枚。
RUSHが最もHRバンド然としていた時期の作品で、ここでニール=パートの大作志向が大きな花を咲かせた(ニール加入後の2作目以降、組曲が収録されるようになっていた)。
「2112」は7部構成になっており、現在の文明が崩壊した後の西暦2112年にギターを再発見した一人の若者の物語を、スリリングな演奏と劇的な展開で表現した曲である。一つに統一された宗教の司祭達が支配する地球は、個々人の個性が抑圧され閉塞感で満ち満ちている。そんな世界の中で、若者は発見した美しい音色を出す楽器の素晴らしさを説くのだが・・・。
ぜひ訳詩を読みながら聴いてもらいたい。
2曲目以降はRUSHらしいひねりの利いた楽曲が並ぶ。まだ荒削りな面が多いが、彼等独特のポップセンスの萌芽が見られる佳曲が聴ける。

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