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Spellbound / YNGWIE MALMSTEEN
正直者 ★★★ (2018-02-19 13:59:25)
オープニングのタイトルトラックを聴いたとき瞬時に思い浮かんだのは記念すべきデビュー作『RISING FORCE』。この辺りの感覚は聴き手によって違うと思うが、過去の様々なアルバムを思い起こさせるエッセンスが多く感じられた。ヘヴィメタルの世界に革新をもたらした歴史に名を残す男、その存在感は今もなお強烈である。己の力のみで切り開いた道、改めてブレる事のない普遍的であることの意味を考えさせられた。

自身の築き上げたネオクラシカルスタイルが頑固なまでに貫かれている。哀愁漂うブルージーな Repent 、Iron Blues。これぞネオクラシカルな Majestic 12 Suite 1, 2, & 3)等々、充実感たっぷりのボリュームだ。確かに自宅スタジオにてPro Toolsを駆使した内職アルバムのせいなのか、ショボくれたサウンドプロダクションには賛否もあるだろう。
しかしここには、昨今のテクノロジーで調整されたレコーディングとは一線を画す、ライブさながらの熱いフィーリングがパッケージされており、息遣いすら聞こえてくる生々しい演奏に興奮冷めやらず。しっかりとした耳をもって、音楽を聴いているリスナーにとっては、この荒々しいニュアンスすら伝わるフィンガリングやピッキングの正確さに、天才の二文字しか浮かびません。

カラオケで歌えるようなキャッチーな楽曲のみにしか、魅力を見いだせない偏ったリスナーには全く受けないだろうが、これぞ王者の刻印が力作に燃えます。まだイングヴェイ・マルムスティーンの作品に触れていない若者には、この作品以降のもの耳にしてほしい。そして今作に流れるヴァイキングの血を感じて欲しい。若
ヴォーカルを含め全パートを本人が手掛けたのが、リリース前から話題となり、マイナスイメージで語られる事もあるが、それによる問題点は幾度感じられない。1stいらいのインスト中心の作風に絶対的王者の威厳を感じます。

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