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Snake Bite Love / MOTORHEAD
失恋船長 ★★★ (2018-02-21 15:05:06)
90年代と言う時代の中でも確実に基盤を固めていた彼ら、今作もそれまでの流れを踏襲するハードコアベースの暴走ロックスタイルを築いており、前作よりもへヴィな音像へと仕上げた事で視聴感はSACRIFICEに近いものがある。ある意味、ミッキーの柔軟さもある強靭なドラムを軸に打ち鳴らされるへヴィグルーブの心地よさに細かい事など気にもならなくなりますね。
レミーの歪みまくった歌声の味わいも増しているし、硬質なサウンドの中でも、フィル・キャンベルのギターは、何とも言えない温かみもあり、テクノロジーに頼り切ったモノではない有機的なサウンドを響かせているのも好印象。変わり映えのない音楽性の中にも、アルバム毎に、何か新しいエッセンスを持ち込もうという工夫も感じられ色んな意味でバラエティに富んでいると思います。メタリックなモーターヘッド流儀を貫いた今作、速さが足りないと思う方も多いだろうが、前作にはなかったメタリックさとアグレッションは増量されていると思いますよ。そこが評価を分ける要因なんでしょう。
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