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Voyage of the Rage / ARK STORM
失恋船長 ★★★ (2018-04-06 14:51:00)
日本を代表するインギータイプの技巧派ギタリスト太田カツ率いるARK STORMの最新作が遂にリリース。2012年にはライヴDVDを翌年には新曲やリレコーディングのを入れ込んだベストアルバムのリリースときたので、そのままアルバムに流れると思いきや、その後は音沙汰もなく待たされるとこに、純粋な新作としては2004年が最後ですからね。ファンにとっては待ちに待った待望の一枚となるでしょう。しかも今回のシンガーは盟友佐々井康雄ではなく、ネオクラ界のスーパーシンガー、マーク・ボールズが参戦ですからね。ロブ・ロックじゃなくてマークってのが熱い。
マークのナチュラルハイトーンと太田の奏でる謹製インギーサウンドの相性が悪いわけがないのですが、一歩間違えるとパロディ大会にもなりかねない危惧も個人的には若干ありましたが、それよりも期待値の方が圧倒的に上回り即購入を決意。
太田のギターは言うに及ばずだが、VALさんもヨルグ・マイケルよろしくなドラミングで応酬と順当なスタイルで応酬、そこにマークの歌声が絡むのだから悪いわけがありません。とはいえ少々マークのパフォーマンスが堅苦しく感じる面もあり、推察ですが前任者の佐々井の歌入れを、そのままマークに差し替え歌メロも変えなかったのかなぁと思われる。その辺りにパフォーマンスに評価も分かれそうだが、太田とマークの特性が合致した時に破壊力はネオクラファンならずとも興奮させる魅力を携えていました。
久しぶりのアルバムにクレジットもARK STORM feat. Mark Boalsと言う事で今後の活動も気になるのだが、こういったラインナップで定期的に作品をリリースして頂けるとありがたい。次はジェフ・スコット・ソートなんていかがですかね?
日本人なら隠居するには早すぎる坂本英三あたりを引っ張り出してはいかがでしょうか?ネオクラに英三さんはベストとは言い難いが、メタル系と距離を置いた活動は少々寂しいのでね。

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