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Wildflowers / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
酒とバラの日々2 ★★★ (2018-04-15 21:45:43)
少し前のことだがトムペティが亡くなってしまった。
自分もトムペティがすごく好きで、でもアメリカではずっと人気なのに日本での人気は限られてしまい、
なかなか来日を期待することも困難だった。
一度でもライブを見に行きたかったのに大変残念。今更ながら冥福を祈りたい。

94年発表のこのアルバムはトムペティのソロ名義として制作されているが、すごく好きなアルバムだ。いい曲が多い。
サウンド的にはリック・ルービンのプロデュースが見事にハマっていて、トムペティの良さを引き出してくれている。
前2作はジェフ・リンのプロデュースで、ジェフ・リンのファンでもある自分としても両作品とも好きだった。
そして、このアルバムではリック・ルービンの音と見事に合致し、名作を作り上げている。
まとう衣装は違っても、根っ子にはいずれもトムペティの良質な楽曲と歌がある。
音作りは、アコースティックギターのナマ音の感触による音色と乾いたドラムスの音がとても気持ちいい。
渋く落ち着いて聞ける曲が多い。特に2曲目はハープがアクセントとしてハマっていて気に入っている。
ラストのピアノバラード「ウェイク・アップ・タイム」で締める構成も見事。
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