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Charge / BOW WOW
失恋船長 ★★★ (2018-04-20 14:33:46)
デビューしてから快進撃を続ける彼ら、今作は1977年にリリースのアルバムなのですが、アイドル並の短いスパンで作品を世に送り出す事に、僅か1年余りで3枚のフルアルバムとは今では考えられない事ですよね。
そういう事情もあるのか、今作では山本恭司以外のメンバーもアイデアを持ち込み楽曲を手掛ける事に、特に2曲目に収録されている『MUST SAY ‘ADIEU’』はベースの佐野賢二が提供、しかもリードボーカルまで勤めています。ドラムの新美俊宏と山本の共作『THE CLOWN』はライブでも重要なナンバーとして知られた一曲です。
メンバー間の結束も強まったのか、ライブで鍛えられたのか、音楽性も演奏力も向上。初期2枚の頃の迷いや青臭さは薄まり本気度は益々アップ。それでありながらも広いターゲット層を狙ったような多様性もあり、単純明快な攻撃性は損なわれたかも知れないが、明確な意思表示がなされた今作は、順当な成長を遂げる彼らの魅力が詰まった初期の代表作だろう。
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