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BOWWOW ♯ 2 LED BY THE SUN / BOW WOW
失恋船長 ★★★ (2018-04-22 13:13:10)
新生BOWWOWによる第2弾のフルアルバム。ドラムが新美俊宏にチェンジとオリジナル度も高まった中でのリリースですが、サウンドは前作の流れを引き継ぐラフで骨太なロックサウンドを披露。どうしてもV時代の幻影や、初期の哀愁のあるギターメロディを期待するファンにとっては、今一つのめりこめないドライさがあるのだが、音楽的な質の高さやメンバーシップは前作よりも明らかに向上、クオリティは低くないが即効性の高いナンバーがない分、瞬発力に欠けるサウンドなんだろう。
そのせいか、売り上げも前作を超える事が出来ず活動は停滞。1996年リリースのアルバムなのに1年後にはバンドは活動停止。山本恭司の歌声をタフにしたような堀江哲也という逸材を見つけただけに新生BOWWOWの歴史が終わったのは残念でしたね。

しかし斉藤光浩と山本恭司が再開する事でオリジナル編成による真の再結成に動き出すとは思わなんだ。メンバーが収まるところに収まった再結成BOWWOWによるアルバムを聴けば一目瞭然だろう。個人的には堀江等のいた編成は、どこかヨソ行きで小粒感が否めなかったのが最大のポイントだったと思う。ワイルドなロックを真面目にやり過ぎた、そんな気がしてならない。山本恭司さんは、とてもジェントルマンなんだろう。そんな気がしてならないんだな。

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