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Pounding the Pavement / ANVIL
失恋船長 ★★★ (2018-05-21 13:39:41)
ドキュメンタリー映画の成功により、すっかり神格化してしまい伝説のバンドへと崇められている感もあるカナダの英雄による2018年リリースの最新作。
あたまから気合いの入ったへヴィロックで幕開け、続く②はお約束とも言えるスピードナンバーを披露と、寸分違わぬアンヴィルサウンドを披露。リップスの鋭いギターリフとロブ・ライナーの手数の多いドラミングが楽曲をグイグイと引っ張る、あのスタイルである。勿論、単純に走るだけではない仕掛けも健在、コミカルなキャラを打ち出すバンドとは思えない、シリアスな演奏は初期の頃から一貫したものであり、一朝一夕では辿りつけない境地であろう。
かつてのような破天荒さはなりをひそめているが、それでも、このけたたましい重金属サウンドはアンヴィル以外の何物でもない気迫に満ち溢れている。
もうバイトせずに音楽だけで飯が食えているのだろうか?そんな事を気にかけてしまうのですが、商業的にな成功を目論むスタイルには一切なびこうとしない真摯な姿勢にはやはり頭を垂らします。
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