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Who Do We Think We Are / DEEP PURPLE
正直者 ★★ (2018-07-11 19:05:07)
意味深なアルバムタイトルが面白い。そのタイトルが示しように今回のアルバムは、実験的な要素も多くリッチーの関わりが薄いのは明白だと思われる。
その分、ジョン・ロードはメロトロンまで持ち出しバンドをサポート、イアン・ペイスもギランも主役不在の穴を埋めるが如く迫力のあるパフォーマンスでバンドの矜持を保った。
リッチーがいないとロック色が薄まるのは当然の結果だが、ハードロックスタイルとは違う第2期サウンドという新たなる可能性も見せていて、楽曲の出来不出来にバラつきがある割には新鮮に聞けるのが面白い。

リッチーの関わりが薄くなったのは犬猿の仲になったイアン・ギランのせい、その関係性は今作をもって一旦終止符を打つ事になる。ギランとリッチーの関係性は音楽と言う名のもとでは素晴らしいケミストリーがあった。それはIN ROCKやMACHINE HEADを聞けば疑いのない事実だろう。それだけに、今作が全盛期時代の最後になったのは残念極まりない事件だ。

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