この曲を聴け! 

Bent Out of Shape / RAINBOW
正直者 ★★★ (2018-08-04 11:17:36)
コマーシャル路線になってから、何かと悪口を言われるようになったバンド&ブラックモア。特にジョーに対する批判は相当なものでグラハムは許せるがジョーは評論家の、お眼鏡にかなわず、不自然なほど絶賛されたグラハムキャンペーンを再びは起こしてもらえなかった。
そりゃそうだ、既にアメリカで成功したマネージメント側が大金払って、アジアの小国に売り込む必要もないのでね。
そんな裏事情も知らず、とにかくジョー時代は、フォリナーやサバイバーと比較して悪口をいってる輩が多かったことを克明に伝えておきたい。

確かにコマーシャル路線を極めた印象の強い一枚だが、同時に崇高なムードすら漂う独特のサウンドへも変換したアルバムだ。
とくにポップの質感が大きく変わった。英国特有の憂いが全体を覆い尽くしアルバム全体のカラーを変えた。
ロックバンドとしてのパワー、そして売れるためのコマーシャル性、一つ頭を抜け円熟の域へと到達したアルバムを最後のバンドは解散の道を歩むこととなる。
このラインナップの終焉は残念だが、全てをやり尽くしたとインタビューで語るブラックモアのコメントも腑に落ちたのも事実としてある。いつまでも、この路線は進めないよな。

→同意