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Sufficiently Breathless / CAPTAIN BEYOND
正直者 ★★★ (2018-08-05 12:24:48)
変態的なリズムとハードなギター、そこにロッド・エヴァンスの甘く太い歌声、個性的な曲は前衛的なプログレスタイルは斬新なものだったがアメリカでは売れず、メインソングライターのドラマー、ボビー・コールドウェルが脱退。
今作では3人のメンバーを新たに加え再始動。よりアメリカンマーケットを狙ったサウンドで勝負を仕掛けるが売れなかった。
やはりどう聞いても英国的な暗さがメロディやサウンドに溢れすぎている。多少はシンプルになったし聴かせ方も変わったが、英国のバンドでしょうよ。この音はさ。
ミュージシャンとしての凄味はデビュー作の足元に及ばないが、聴きやすさならコチラの方が狙い通りにいっている。
あとこのバンド、やたらとスペイシーだとか言われているが、聴けば分かるが全然そんなことないので気をつけましょう。
ラテンアメリカンなノリにスペイシーなんて微塵もないよ。
結局、これも売れずロット・エヴァンスもバンドを去ることに、その後のロッドは偽パープル事件まで音沙汰なしの状態が続いた。
パープル時代では発揮できなかったロックミュージシャンとしての資質。高いスキルもあるのに無駄に終わらせたのは残念で仕方がない。
このラテンアメリカンロックのリズムと英国プログレサウンドの融合も悪くないぞ。
サンタナみたいじゃないのかね。
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