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Street Talk / STEVE PERRY
MK-OVERDRIVE ★★ (2018-08-11 10:26:03)
自分が首都圏に居た最後の頃、顔だけSTEVE PERRY似の一風変わった日本人の奴と知り合った。まだ22かそこらで"人生捨てた"が口癖と言うかキャッチフレーズで写真好き。何と出生時からの自身が写った写真を事細かに整理して"人生のアルバム"と名付けていた。しかも思春期の頃からわざと驚きor感動の表情とポーズで写っている…本当に変な奴だった、今は何する人ぞ。
自分たちよりは一回り上の本物のSTEVEも"ヴォーカリスト人生の一区切り"のつもりでソロアルバムを作ったのだろう。USA FOR AFRICAに参加した後85年にはJOURNEYに戻っているから、ソロで恒久的にやっていく予定でもなかったに違いない。結局その後JOURNEYは失速してしまうのだが。
それでも本作にはJOURNEYの面子が全く参加しておらずバンドとは明確に区別して作りたかった意図がわかる。共同プロデュースはBRUCE BOTNICK、G.にMICHAEL LANDOU、コンポーザーはRANDY GOODRUMと、ウェストコースト・LA界隈で名の知れたミュージシャンで手堅くまとめたというところ。
1.が全米3位の大ヒットとなった他シングル曲は半数の5曲。本アルバム自体も12位を記録してまずは成功作と言え、STEVEも顔そのまんまの鼻高々だっただろう。JOURNEYでは見せなかったファンキーな一面や一層ソウルフルな歌唱が聴き所だよ。メタラーの箸休めに是非どうぞ。

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