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Battle Against Damnation / LOVEBITES
失恋船長 ★★ (2018-09-15 11:57:23)
飛び鳥を落とす勢いで人気を拡散する本格派ガールズHM/HRバンドの4曲入りEP。

その人気は日本だけに留まらずMETAL HAMMERが選ぶBest New Bandに選ばれたり、あのWACKEN OPEN AIRやBLOODSTOCK OPEN AIRと海外の大きなフェスや、国内でもANTHEM主催のHEADSTRONG FES.18。そしてLOUDNESS、HELL FREEZES OVERと共演するRED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018のMETAL MANIAに出演など、彼女たちの快進撃ぶりを伝える例は枚挙に暇がない。そして本格的な国産のメタルバンドが色眼鏡なく認められるニュースは日本人としては誇らしいですね。

完全に息を吹き返したLOUDNESS、社会現象を巻き起こすBABYMETALの成功。とにかく時期を逃すことなく世界へ向けて攻勢をかけて欲しい。SABER TIGERも東ヨーロッパを攻めたしね。柴田直人さんにも頑張ってほしい。

すでに秋には欧州ツアーも決定している彼女たち。今作で聴ける音楽性はデビュー当時から一環とした正攻法で迫る本格派のヘヴィメタル。
女を売る曲調など皆無、その徹頭徹尾貫かれるメタルスピリットにオジサンたちも歓喜ですね。

ド頭からメイデンよろしくと畳みかけるスピードナンバーで幕開け、キレのあるツインリード、楽曲に負けない歌、屋台骨を支えるリズム隊の逞しさ、その歯切れの良い演奏のフレッシュ感と温故知新ぶりに唸らされる。とにかく良く出来な作りこみなのだ。
すべてが彼女たちのアイデアなのなら、相当なマニアになるのだが、メジャー資本がスケベ根性を出さずに売りだしているは好感が持てる。

個人的には、出来過ぎ感が強くイマイチのめり込めない面はあるのだが、それはワタクシがクサレNWOBHMやマイナーバンドを溺愛しすぎるが故の貧乏耳のせいなので、一般的な方には、なんらマイナスな面はないでしょう。屈強なメタルサウンドにお化粧するキーボードの使い方も巧みだ。

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