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The Boundary / GOLDBRICK
失恋船長 ★★★ (2018-09-27 17:18:07)
長き沈黙を破り遂に梶山章率いるGOLDBRICKが復活を果たしました。今回のパートナーは森川之雄でも下山武徳でもない、無名の新人(若くないけどね)藤井重樹を新たに迎えアルバムを制作。ちなみにベースとドラムは梶山が担当しています。
再始動GOLDBRICKのオープニングナンバーがまさかのPRECIOUS時代の『Crazy For Your Love』のリメイクで幕開けとは驚いた。あの速弾き時代を否定的に捉える意見が多く梶山から聴かれていたので、歌心のあるスピーディーなギタープレイが満載のオープニングに先制パンチを喰らいました。その後は②③④とジョーとやっていた曲のリメイクが続いたりとフレッシュ感のない選曲に不安を覚えたのだが、フロントマンを飾る藤井の表現力豊かなパフォーマンスが違いを楽しませてくれ、サビで伸びやかになる瞬間など人見基気を彷彿とさせる部分もあり、上手いだけではない情感があるシンガーがいる事に興味も尽きずに楽しみました。ただ初めてのレコーディングなのか、硬さがあったのは気になるところ、それでも十分に梶山が作りだす古典的なHM/HRサウンドの中で互角に渡り歩き躍動しています。このアルバムに新しい面白みを持ち込んだのは、器用な藤井の存在は不可欠だったように思う。
ストラトキャスターを操る不世出のギタリストと呼ばれた梶山章、そのテクニックだけに埋没しないセンスを発揮できる機会を見つけて欲しいものである。そろそろ梶山と言えばの決定打が欲しい。彼にとっては本意でなくとも『Cast In The Air』はマイナスではない。いっそ器用に歌える藤井を見つけたのだからPRECIOUSの曲をセルフリメイクするのもありだろう。
下山とのRAINBOWライブは素晴らしいけど、リッチーの影響は受けているがRAINBOWは、まともに聴いた事がないと言った男なんでね。もうRAINBOWネタこするなよと言いたい、なんかぶれるわ。もう梶山からRAINBOWとったれよとね。マネージメントを含め検討して欲しいね。そして次のアルバムはオール新曲でお願いしますよ。
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