この曲を聴け! 

今週のアルバム10選
失恋船長 (2018-10-01 13:11:04)
①Jerusalem   『Rock'n Power』
のちにテラローザのギタリストとして活動する
鈴木広美や兄カツでお馴染のベーシスト関勝美らがいたバンドのシングル
期待を煽るイントロもさざ波ヴィヴラードでお茶を濁す
歌が始まった途端にズッこける
これが国産バンドあるあるなのが空しい
ソロでは俄然光る鈴木のプレイが耳を弾く
哀愁系の国産メタルです

②Flying Vision 『Dreamy Night』
元祖ガールズメタルと言えば彼女たちを真っ先に思い出す
正式な音源はシングルのみかな?
あとはライブやコンピだもんね
岡村淳子のクールなソロがカッコいい愛メロ系のB面が好きですね
A面は女の子出し過ぎの狙い過ぎである
デンジャークルーが悪いな

③Murbas 『I've Got the Fire』
最後までムルバスのままでデビューすることは出来なかった
関東のシーンを代表するバンド
方向性が固まっていなかったのも理由なのかも知れない
人脈的には興味のあるメンツが籍を置いていた事でも有名
L.AでいうところのLONDONみたいなバンドなんだろう

④Dementia   『Dementia』
沢田泰司もRAYの名で在籍していた国産スピードメタルバンド
唄うはハウリングブルの社長でお馴染の小杉氏
ギターはUNITEDのハリー先輩です
そう思って聴くと味がグッと染みてきます
このときはそんなにスピード命じゃなかったんだな

⑤Magnesium 『Time Tells No Lies』
日本のバンドとは思えない泣きのシッケシケのNWOBHMサウンドだ
サクリファイスやサバトのドラムとして知られる舘真二によるプロジェクトなのかな?
彼がほぼ一人でやりきっています


⑥Terra Rosa   『The Endless Basis』
オリジナルはマンドレイクレコードからリリース
キングから歌と一部パートを録り直したメジャー盤もある
様式美愛溢れる渾身の力作
既に脱退していたが足立祐二の曲も多く
デビュー作なのに隙のない名盤中の名盤に仕上がっている
したがって今作を全カタログNo.1に上げるファンも多い
個人的にはインディース盤の方が思い入れが強い
ギターは三宅庸介

⑦Lazy 『宇宙船地球号』
今聴いても十分に通じる魅力がある
アイドル的な色は残っているが
これから国内においてメタルの産声が上がったと
言っても過言ではないだろう
高崎晃のギターは図抜けていた

⑧Lawshed   『Let Us Not Talk Falsely』
メタリカの成功をウケて日本でもスラッシャーが多くデビューを果たしました
彼らは第二世代になるんでしょうね
若さゆえの粗さを味方につける事が出来れば成功したと思う


⑨子供バンド 『Kodomo Band Rock』
カッコいい部分とものすごくダサい部分も持ち合わせているバンドだった
個人的に苦手なジャンルなのだが
8年に一回くらい聞きたくなる周期が訪れる
メジャー流通の苦悩とロックミュージシャンとしての矜持
譲れないものがお互いあったんだろう

⑩松本孝弘 『Thousand Wave』
当時は次のギターヒーローと目されていた
セッションワークで鍛えた技と精神
オリジナルティを研磨した野心をギラつかせるプレイ
見せ場の多いインストモノでしたね
このアルバムを聴くたびに地獄の沙汰も金次第
いつもこの言葉を思い出します
1988年にリリースしたソロアルバムには
金では買えないミュージシャンとしての誇りがあった

→同意