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Silent Witness / SILENT WITNESS
失恋船長 ★★★ (2018-10-24 18:35:05)
ロバート・メイソンが新たに立ち上げたバンドの触れ込みで紹介されたニューアクト。国内盤はAEVXはBareknuckleです。
ロバートが主役で大丈夫なのかという不安はあるのですが、メロディ重視のアメリカンな楽曲はどれもがフックに富んでおり聴き応えも十分。特にギターは巧者だし、リズム隊もシンプルなプレイに徹しバンドを支えている。そのバックの堅実さは、古典的なギタープレイの影響もあり、振り切ったリンチ・モブを、より中庸的なスタイルに戻したようだ。
溌剌とした瑞々しいメロディ、癖のない楽曲、ミックス的に安っぽさもあるのだが、思いのほか垢ぬけた爽やか路線だった。
こうなると、エモーショナルだが声質の軽いロバートの存在が好悪の全てを握るでしょうね。それでも新人離れした高品質サウンドであることに変わりはない。
そして1997年に、よくぞこんなに80年代テイストの強い爽やかアメリカンロックをやったなぁと思ったら、実は80年代にレコーディングを済ませるもお蔵になった音源らしく、ロバート・メイソンの知名度が上がった事がきっかけで世に出た一枚らしい。
この時点でバンドに実態があったかは不明である。だから日本とイギリスのEscapeからしかリリースされなかったんだなぁと納得です。そしてギターもヒーロー然とした佇まいが漂っているのも、ロバートも軽めなのも理解できたと言う事です。

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