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Eye of the Storm / THE STORM
失恋船長 ★★★ (2018-10-27 13:27:29)
レコード会社の方針転換に憂き目にあい、大御所チームのアルバムもお蔵入りする悲劇が訪れる。1995年リリースだが、国内盤は2年遅れの1997年にAVEXのBareknuckleからリリースされた。

プロデュースで参加するボブ・マーレットもソングライティングチームに参加。普遍的なメロディックロックを打ち立ててきた。シンプルだが玄人ウケするようなギターを絡ませるジョシュ・ラモスの存在感。そして押し引きを心得たエモーショナルな歌声のケヴィン・チャルファントのパフォーマンス力の図抜けた高さ、完全にJourney路線だが丁寧に作り込まれた職人技が映えるバンドサウンド。アメリカン産業ロック特有とも言えるムードを纏った爽やかなポップロックが耳を心地よく刺激していきます。スリルはないが安定感のあるサウンドは、1995年にアメリカンロックの良心が舞い戻ってきましたね。

リリース時にバンドは解散。実態のないバンドでしたが世に出た事は喜ばしい出来事です。しかしBareknuckleは、その話題に触れずにサラッと売っていた記憶がある。このレーベルには再発盤なども新譜のように振る舞う傾向があった記憶がある。この辺りが業界に嫌われた要因かも知れない。割と再発や復刻の場合は帯に書いてあるもんだよね。

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