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Finding the Sacred Heart: Live in Philly 1986 / DIO
失恋船長 ★★ (2018-10-30 14:13:10)
DVD&CD2枚の3枚組の商品が2013年にリリース。音質も改善され完全体として蘇った。ヴィヴィアン・キャンベル脱退後のツアーと言う事で色んな憶測もありますが、脂の乗ったロニーのパフォーマンスは常に素晴らしく、この夜も絶好調と言えるだろう。個人的に、やはりTIME TO BURNのライブヴァージョンがあるというのがポイントで、曲自体は地味目のつまらないものなのだが、この希少価値一本に持っていかれる。
ヴィヴィアンほど、個性のないギターだが、リッチースタイルのグレイグの加入はけして間違えではない。今回のライブで忠実にプレイしようとする姿や、グレイグ流の解釈などギターヒーロー然とした佇まいで新旧のギタースタイルを提示した。元々、リッチータイプだが、派手なタッピングなども器用にこなせるギタリストなので、1986年以降のメタルシーンを乗り切るために白羽の矢がたったと言えるだろう。まぁ、一説には腕を磨いたヴィヴィアンがロニーを喰う程の人気と実力を身に付けた事に嫉妬した為、地味な相棒を連れてきたと言われているのですがね。
新たなる相棒と盤石のベテラン組の融合、新生DIOの門出を占う貴重なライブ音源。その実態を確認する上でのライブ映像は貴重だと思いますよ。ただ、古い映像を上手く加工しているのだが映像と音の違いに、見ていると戸惑うだろう。まるでアフレコのような感覚に陥る。細かい事なのだが、その辺りが気になると、のめり込めなくなるのが難点だ。
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