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WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA
MK-OVERDRIVE ★★★ (2018-11-06 19:52:11)
73年頃から洋楽に慣れ親しんできた自分でもWe Are the Worldに参加した全てのアーティストを知っている、若しくは好きだとか聴いたことがある訳ではない。そんな自分にとっても非常に気になる定説が囁かれている。参加アーティストの多くがこの後下降線を辿っていったという事実である。
本サイトで顕著な例として示すとしたらJOURNEYだろう。同年映画サントラにOnly the Youngを提供したまではいいが翌年のRaised on Radioを最後に一旦解散してしまう。他にもMICHAEL JACKSON、BILLY JOEL、BRUCE SPRINGSTEEN、CYNDI LAUPER、KENNY LOGGINSなどJOURNEYと同様SONY系のアーティストを筆頭として、本作への参加をピークに人気や活動が滞ってしまった人またはバンドが確かに多い。
これを何かの呪いと見るか、単にこのお祭りでエネルギーを使い果たしたせいだと思うか。自分はあくまでも後者、それに加えてアーティストの年齢的な面も要因だろうと考えることにしている。アーティストにとっては試練だっただろうが、リスナーとしては様々な視点から楽しめる企画であった。
因みに件の説については西寺郷太著『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』に詳しい。曰く、前時代的ポップスの終焉だったと。

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