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今週のアルバム10選
失恋船長 (2018-12-17 15:55:28)
①Marge Litch 『Fantasien』
国産シンフォニックプログレHM/HRバンド
コッテコテのサウンドは好きものにはたまらん求心力がある
日本人らしい期待を裏切らない展開も流石だ
しかし部外者には厳しい音でもある
特に歌のお姉さん的な中川純子さんの歌唱スタイルは好みを分ける
良くも悪くもドメスティックなバンドだ
②Journey 『Frontiers』
極上のメロディックロックが楽しめる名盤
お気楽な能天気さではない職人気質なサウンドが素晴らしい
歌モノ系のバイブルのような一枚ですね
聴き込むほどにアレンジの妙に唸らされる
③Iron Maiden 『Seventh Son of a Seventh Son』
8曲入りとスリムに仕上げた為とにかく無駄がない名盤
90年代に向けて一つの区切りと付けた印象だ
ブルースはメロディに乗せて朗々と歌ったかと思えば
イアン・ギラン直伝のシャウティングを交えて外す
素晴らしい喉を披露してくれた
ソングライティングチームも均整がとれている
今聞いてのゾクゾクとさせられるオープニングのイントロなど
個人的には一番聴いたメイデンのアルバムかもしれない
④Saint 『Too Late For Living』
パッと聴いたらジューダスプリーストのデモ音源だと思うだろう
時代的にはPOINT OF辺りのね
それほどロブ・ハルフォードが憑依する歌が聴ける
一応はクリスチャンメタルだが
音だけ聴けば完全にJPタイプのアメリカンメタルだ
カッコいいなぁ90年代は世話になったよ
⑤Saxon 『Denim and Leather』
彼らの代表的アルバムと言えばこれを上げるファンも多いだろう
ここ数年は武骨なパワーメタル風味が多すぎる
この時代のようなバランス感覚を取り戻して欲しい
もう歳だし時間も限られている
大味なB級アクション映画はキツイよ
スティーブン・セガールから更に格下のドルフ・ラングレンだもん
Princess of the Nightはクールやでぇ
⑥Tank 『Filth Hounds of Hades』
ヤサグレ哀愁パンクメタル
HOUNOR & BLOODも素晴らしいのだが
この路線も捨てがたい魅力に溢れている
⑦Satan 『Suspended Sentence』
あっちいったりこっちいったりと
どっちつかずな活動で混乱していた時期にリリースされたアルバム
バンド名がけしからんと宗教団体から訴えられたり大変だったんだろう
パワフルだが暗黒様式もまとったサウンドは
バンド名に恥じない新たなる魅力を醸し出している
派手になったが軽めのミックスもあり深みがない
残念じゃ
⑧GumoManiacs 『Priest Of Lucifer X』
ジャーマンスラッシャーによる記念すべき1st
シンガーが歌い込むタイプなのが嬉しい
妖しげなメロディが華麗に舞う暗黒様式とアグレッションさが絶妙
摩擦ではない流麗なギタープレイも耳を惹く
スピーディーな楽曲が好きな人にはウケるだろう
⑨Dee Snider 『For the Love of Metal』
なんだかんだで愛聴する一枚
今風のモダンさも完備しているのだが
徹頭徹尾貫かれるのはメタル愛のみ
アルバムタイトルが示す通りですね
2018年は眩しい一年だったなぁ
守りに入った大御所の代わりにベテラン達が
捲土重来を告げる復活の狼煙を上げてきたねぇ
⑩U.D.O 『One Heart One Soul』
男気MAX哀愁の正統派HM/HRサウンドにブレなし
安心安定の優良ブランドです
この音を出せるバンド他にいないもんね
ACCEPTよりもACCEPTらしい
モノマネじゃないウドがいるからじゃない
出ている音がそう思わせているのが凄い
そして両バンドが全盛期を凌ぐ作品を出してくるのが凄い
→同意