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Slave to the Grind / SKID ROW
正直者 ★★ (2018-12-21 20:32:34)
デビュー盤に比べて明らかにバンドの本質と言える、ワイルドで熱気に満ちたヘヴィでメタリックな要素を前面に出してきた。
アイドル的なルックスから女子ウケバンドと思われる要素も捨て切れてはいないが、硬派でタフなロックサウンドは、野郎ども達を奮い立たせる魅力がある。
12曲中バラード3曲ってのはMTV向け、曲の出来不出来にバラつきも多く、何度も聞くと数曲を除いてすぐに飽きるのが、まだまだ出来上がっていたないバンドだという証拠。時代や世代に流され3枚目のアルバムをリリース後、看板シンガーを失ったりと、バンドは進むべき道を見失った。だからスキッドロウには代表作がない。大物になり損ねたバンドだ。90年代の前後にデビューしたバンドの多くは、音楽性をコロコロと変え世渡り上手に生きていかないと、末路は悲惨なものが多かった。
かつてのロックスターだった、セバス・チャンバックも容姿は衰え、なんでも最近はホームレス寸前の生活まで落ち込んだと聞いても驚かなかったよ。

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