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今週のアルバム10選
失恋船長 (2019-01-28 12:48:54)
「All Fired Up!ポニーキャニオンには世話になったぞ」10選
①Red Fun 『Red Fun』
ジャケットが象の後ろ姿ってのは印象に残りましたね
ギターはキー・マルセロ
なんで弾ける器用な男でした
1993年リリースですから時流に乗ったブルージーな奴です
そこにファンキーさも加わる古典的なロックです
②Hellion 『The Black Book』
元祖美系女性シンガーの一人
アン・ボイレンがシンガーを務めるUS産の正統派メタルバンド
黒光りするミステリアスなサウンドは個性的だった
DIOから様式美色を抜いたようなバンドと言えよう
国内盤は1年遅れでしたが
こういうアングラ界に手を出す日本の企業に感謝
今では考えられない発掘作業でしょうね
③Angelica 『Walkin' In Faith』
カナダのメロディアスHM/HRバンドの2nd
国内盤は2年遅れの1992年にリリース
テクニカルなギタープレイもフィーチャーした日本受けするサウンドだった
カナダなんで浮ついていない作り込みは聴きごたえがあります
グランジ/オルタナブームに対して
各レコード会社は日本向けのバンドを輩出した時期でもある
後にビックインジャパンと呼ばれるムーブメントの底支えだろう
このバンドのギタリストのソロを出したりと
All Fired Up!イチオシのバンドだったなぁ
1stではロブ・ロックがゲストでリードヴォーカルを担当してますよぉ
④Grim Reaper 『Fear No Evil』
悪名高きEbony Recordsから1985年にリリースされた2nd
それを1993年に世界初のCD化にて再発
当時の国内ではこのような世界初のCD化というのが結構あった
1stと合わせて世界中のマニアを歓喜させた再発盤
ポニーキャニオンAll Fired Up!シリーズ偉業の一つですね
⑤Sarcofago 『The Laws Of Scourge / Rotting』
ブラジル産スラッシュの2ndに1989年リリースのEPをカップリングしてリリース
当時としてはブラジル産スラッシュはかなり貴重な紹介だった
有名バンド以外も取り上げる
ポニーキャニオンAll Fired Up!の懐の深さを感じさせる一枚
ブラッケンドなデスメタルサウンド
血生臭い恐怖感を煽っています
⑥Legs Diamond 『The Wish』
70年代から活動するベテランUS産ハードロッカー
渋いッスそして安定感がある
タイムリーな音楽性とは言えないが
時代にアジャストしてきた感もあり玄人好みの味わいがある
⑦Narita 『Life』
有名なのはブライアン・リッチが歌う1stだろう
ここではトニー・リュプケに変わっている
時代的に音楽性の幅を広げてきた
それでもバラードなどはデンマーク産と言える叙情的なサウンドにグッとくるだろう
⑧Wraith 『Riot』
リリ-スは1996年オリジナルは93年
もはや絶滅危惧種だった英国産による普通のヘヴィメタル
時代が悪かったが
こういうバンドをサポートしたレーベルは偉い
⑨Bitch 『A Rose By Any Other Name』
メタルブレイドから1989年にヒッソリとリリースされたEP
ビッチ・ベッツイ嬢がメインのバンドなのにインストもあったりと
完全に寄せ集めの企画ものだろう
彼女も既にBetsy名義で路線変更済みだった
こういうマニア泣かせをリリースした経緯に興味が尽きないねぇ
国内盤出したって売れるわけないじゃん
そんなAll Fired Up!の度量の深さに感銘を覚える
⑩Hallows Eve 『Monument』
US産スピードメタルバンドもフォローしていたAll Fired Up!
メタルブレイドのバンドをかなり国内盤としてリリースしていますね
カルト的な人気を誇るバンドを手掛けた実績は今なお色褪せる事はありません
こういうバンドをフォローしてこそのレコード会社でしょうよ
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