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Prisoner / 44 MAGNUM
失恋船長 ★★★ (2019-02-17 22:48:47)
今年の一月に早々とリリースしたデビュー35周年を祝うフルアルバム。アルバムのオープニングナンバー『I'm Lonely Man』から、インディーズ時代に演奏された楽曲を披露と、完全に硬派なスタンスの大阪発ブリティシュロック路線へとなるサウンドを聴かせてくれた。
今作のテーマはそこにあるのだろう、⑤曲目の『I Don't Know What You Say』などもベストアルバムやCD化に伴いボートラ扱いで世に出ていたナンバーのリメイク、詳しいバイオは分からないので割愛するが、曲調などを含め、昔のアイデアを具現化したのか意識したのか、デモなどの未発表曲をリテイクしたのかと、想像させるような楽曲で統一されており、往年のファンにとっては、ありがたいスタイルへと進んでいる。
色んな意味で現代的なサウンドを取り込んでいた昨今のバンドとしては、複雑な心境もあったかもしれないが、過度のオーバーダブを排しライブ感のあるレコーディングは今作の方向にピッタリ。阿吽の呼吸から生み出されるハード&へヴィなグルーブを刻むリズム隊は、いつになく重厚感を増しバンドサウンドを牽引、その上でジミーが縦横無尽にギターを弾き倒す。
古典的な味付けだが鮮度の高いプレイで魅了、リフワーク一つとっても説得力があり、彼のステージ上のクールな佇まいが目に浮かぶようなカッコよさがる。ソロなどもインプロを中心としつつも、キメるところをキメたとの印象を持たせる自由度の高いプレイで魅了した。

不治の病と闘うポール。病気と向き合いポジティブに戦う姿は、闘病生活に苦しむ多くの人の支えとなるだろう。今回は実息のスティーブが参加しておらず、久しぶりの4人体制のレコーディングとなっているのも、ファンなら注目の的だろう。
今回は古さの成分が強すぎる為に、聴き手を選ぶ形にはなるのだが、今なを現役感を損なわない古くて新しい44マグナムサウンドの説得力の高さに舌を巻きますね。

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