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Rockin' Every Night: Live in Japan / GARY MOORE
失恋船長 ★★★ (2019-05-09 12:27:09)
ギター・クレイジーと称された稀代の名ギタリスト、ゲイリー・ムーアのライブ盤。ニール・マーレイ、イアン・ペイス、ジョン・ロードと豪華ラインナップを従えたCorridors of Powerに伴うライブという事ですが、80年代後半ではアイリッシュなメロディを強調する路線へと舵を切り、トータルバランスで勝負をしてきたゲイリー、そしてブルースやエレクトロニックサウンドなどと流れたのですが、ここで聴けるサウンドはとにかく熱い。感情むき出しのプレイは、ライブならではのラフさと、壮絶な速弾きの数々に悶絶必死、暴れ倒すゲイリーのギターに圧倒されっぱなしです。
自身がギターに専念する意味も込めて専任シンガーを探していたゲイリーは、ルックスの良さに定評のあるジョン・スローマンを抜擢。画になる男はゲイリーを引き立てるのにもってこいだろう。
意地悪なゲイリーサイドと言えなくもないが、ソウルフルな節回しを得意とするジョンも自分の味を出そうと苦戦します。
ちなみにJET時代のライブ盤があるのですが、そこで歌うのがケニー・ドリスコルで、ジョン・スローマンとは何かと縁のある人物でも知られています。このケニーのあとに何故かジョンが参加する?個人的にはメタル界の七不思議のひとつですよ。

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