この曲を聴け! 

Sin-Decade / PRETTY MAIDS
正直者(2019-05-31 19:05:07)
前作は間違いでしたとメディアも含めキャンペーンを実施。ちょっと怖かった思い出がある。やはり大手メディアの情報を鵜呑みにする御仁の多さに驚かされるが、今となっては大人に成長したのだから少しは論調が変わってきているのかと期待する。

オープニングはパワーメタル。その後はアメリカに媚をうったようなグルーヴィーな曲と続きテンションダウン。その後もメタルバンドらしい曲を続け体裁を保ち、なんとなくメタルバンドがやりそうな曲を選んで収録した。
ハードさやメタリックな感性が戻ることによって元気にはなったが、知性は大きく減退した。これが10年戦士のメタルバンドならはアホすぎるだろうというくらい、ありきたりなアイデアに埋没している。典型的なパターンに終始、全然ドキドキ感がない。またメロディにフックもなくなった。
それはタイトルトラックなどを聞けば顕著だろう。前作のようにキーボードもバリバリだがメロディが弱いから全然耳に残らないで流れる。
それでも個性と引き換えに成功したのであれば、文句は言えないが、こちらもバンド同様に成長しているので、肥えた耳を満足させられる内容ではなかった。あれだけ攻めたアルバムの次がこれではツマラナイ。英米のバンドにはない個性。それまでの作品には確実に存在していただけに残念である。

だから一番良い曲が”Please Don't Leave Me”と言われてしまうんだよね…

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