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Spaceman / ACE FREHLEY
失恋船長 ★★★ (2019-08-13 21:39:31)
本家のKISSも終焉へのカウントダウンとも言うべき活動を行っていますが、スペースマンことエース・フレーリーはソロ活動40周年を祝うアルバムになるんだとか、その門出の祝に華を添えるのがジーン・シモンズの参加。久しぶりの共作もありと、話題性に一役も二役もかっています。古き良き王道アメリカンロック。大陸的なグルーブといなたいエースの歌声、そしてKISS風味満点のプレイと楽曲の数々、往年のエースフリークなら思わず身を乗り出す会心の出来栄えでしょう。お得意のペンタ系のソロもらしいしね。無駄を省いたアメリカンロックの旨味、リフ一つとってもらしさ全開の爽快感すら漂う。いい意味でのルーズさとコマーシャルリズム、その両面が互いを高め合い共鳴しているのも今作の優れた点であろう。
個人的に、この手のサウンドは熱心に聴くジャンルではないのだが、BGMには最適な手頃感がありハードなモノの合間に入れたくなる一品です。
KISSサウンドが好きな人は、ここまでエースがKISSを感じさせるのは初めてなので驚くでしょうね。意図して省いてきた過去の幻影。40周年を迎え、彼が辿りついた境地に興味があります。オリジナルの強み。彼の活躍に期待したいですね。
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