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今週のアルバム10選
失恋船長 (2019-12-17 13:40:44)
『思い出の北欧メタル100選その④』

①CANDLEMASS『NIGHTFALL』
ブラックサバスとレインボーの融合を騒がれた
叙情派暗黒系バンドの2枚目
メサイア・マコーリンの加入によりドラマ性がアップされたのも話題になった。
漆黒の美学を追求する男、リーフ・エドリングの名を世に知ら知れまたアルバムとしても知られていますね。

②Skagarack『Hungry For A Game』
北欧のジャーニーと呼ばれたトーベン・シュミット率いるバンドの2枚目。
洗練度も上がりワールドワイドな作風に打って出ているが
北欧的なエッセンスが嫌味なく溶け込み独自性をアピールしている。トーベンの歌も癖がなく万人向けだ。
でもそこが一番の欠点となる個性不足に繋がるのが難点なんですけどね。


③Renegade『Time To Choose』
美しいボーカルハーモニーを武器に繰り広げられるメロディアスサウンド。
CD時代の悪い癖で詰め込み過ぎた為に、中だるみもあるのですが、それでも聴かせてくれるのが今作の肝。
これぞとハマった時の破壊力のインパクトは相当なもんだった。なんだかんだで世話になったなぁ。
北欧系のハードサウンドは瑞々しく潤っているんだよねぇ。そこがたまらなく好きです。

④Yngwie J. Malmsteen『Eclipse』
北欧人脈で固めた渾身の一枚。
ジョー・リン・ターナーがいなくても出来るんだという
インギーのやる気と野心が漲っている。
ヨランの無理目のハイトーンも北欧感を倍増させているぞ。
もっと自由にうたわせてやれよと思わせるのもインギー印だ。


⑤Nightwish『Wishmaster』
新しいタイプのシンガーを据えた事により大きなムーブメントを作り上げた。こういうアイデアもあったのかと驚きましたね。狂おしいまでに劇的なドラマ性を生み出したキーボードと、ロックの可能性を広げた歌唱スタイル。
独自性を強く感じさせる事に成功しました。


⑥Reingold『Universe』
北欧のロックシーンを代表する稀代のメロディメイカー、ヨナス・レインゴールドのソロプロジェクト。
ここで唄うはミスター北欧ヴォイスのヨラン・エドマン。彼のソウルフルな唄い回しもバッチリとハマりシンガーとしても魅力は開眼させている。鍵盤楽器を前面に出しているが、装飾過多にならないのが凄い。重厚なアンサンブルを武器に、明確に聴かせたいものを聴かせているのが最大の聴きどころだ。襟を正して聴きたくなる一枚ですね。

⑦JACKAL『RISE』
リリース時の裏情報などもあり、バンドとしては望まない形のアルバムらしいのだが、イイ意味での粗さが何ともいえない味わいを残し、これはこれで大アリだ。
とにかくハマった時のスケールの大きさは、このバンドのポテンシャルの高さを雄弁に物語っているぞ。


⑧Mikael Erlandson『THE 1』
ゼロコーポレーションからリリースされた歌モノアルバムの名盤。チョイハスキーなミカエルの歌声が泣かせまくりますね。扇情的なメロディにキュンキュンですよ。自分自身の音楽性を幅を広げてくれた一枚でしたね。


⑨Talk Of The Town『Talk Of The Town』
唄うはトーマス・ヴィクストローム。嫌みのない歌声を披露していますが、青さも漂いますかね。
キーボードを前に出しつつもハードエッジさも残したアレンジに北欧の風を感じます。
哀切のある透明感溢れるメロディ、エエっすねぇ。

⑩CLOCKWISE『NOSTALGIA』
フォーチュンで彗星の如くメロディックメタルシーンに登場したベニー・ストベリ。彼が中心となり立ち上げた新たなる北欧メロディックメタルバンドのデビュー作。とにかく扇情的なメロディの数々に胸が締め付けられます。
これぞ北欧サウンド、これぞメロディックメタルのオンパレードに泣かされましたね。
次のアルバムもリリースされるのですが、フォーチン同様やらかした感が強く、消えてしまったのが残念でした。
歴史は繰り返すってトホホだよ。ベニーは良いメロディメイカーでしたよ。

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