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今週のアルバム10選
失恋船長 (2020-03-10 14:28:29)
『思い出の北欧メタル100選その⑨』前半

①BEWARP『In Your Face』
ディック・ビワープ率いる北欧産グラムロックバンドの2枚目。今作で歌うのはMr.北欧ヴォイスでお馴染みのピート・サンドべり。軽快でど派手なノリノリのゴージャスロックは瑞々しく光り輝いています。これぞ北欧なメロディとVIVAアメリカンロックなハイブリットサウンドに懐かしさしかありませんが、今の若い人には逆に新鮮に聴こえるかもしれません。リリース時は1994年頃だったと思うので時代遅れ感は半端ないが、国内盤もリリースされていたので、この手の音楽を聴きたいマニアにはありがたいサウンドでしたね。それにしてもギターが派手派手に弾きまくっているなぁ。

②MIDNIGHT SUN 『Another World』
ピート・サンドべりがリードヴォーカルを務める北欧HM/HRバンドの1st。2枚目以降はネオクラスタイルに方向性を絞るが、今作はピートがメタリックな歌唱スタイルで挑む疾走ナンバーもあれば、お得意の甘いトーンを生かしたメロウな楽曲にシリアスなミドルナンバーなど、ピートの多彩な歌声を堪能できるバラエティに富んだ内容になっている。若干方向性に取っ散らかっている感も無きにしも非ずだが、CDに同封のノリで送ったTシャツプレゼンのハガキが見事、当選したので思い出が深い。ああいうの本当に当たるんだと実感した。なんせそういうの初めて送って当選したのでね。


③Lullacry 『BE MY GOD』
ゴシック調の甘美なメロディとヒリリとさせる焦燥感、このバンドならではのハード&ロマンティックなサウンドに魅了されました。女性シンガーのありかたも正解。幅広い層に受け入れられそうなハードテイストに唸ります。潤いを含みつつもザラついた感触にロックを感じますね。

④SINERGY 『Beware the Heavens』
アレキシ・ライホのサイドプロジェクト。シンガーを務めるのがアレキシの彼女である、キンバリー・ゴス。彼女のソフトな歌声を生かしたメロディアスハードサウンドは絶妙な硬質感で迫っており、メロディアスだがメタリックというバランス感覚に唸らされる。そしてアレキシの女性選びのセンスに唸らされた。おい嘘だろと、彼女を二度見三度見したマニアは多数いただろう。個人的にはメロデスのアレキシよりも、こちらを支持したいね。


⑤TAROT『Suffer Our Pleasures』
2003年リリースのアルバム。時代にアジャストしつつも北欧暗黒様式美サウンドは健在。個性を磨き自らのサウンドを誇示する雄々しい姿に、このバンドの生き様を見せられました。マルコ・ヒタエラには、こちらの活動にも力を入れて欲しいね。

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