この曲を聴け! 

独り言・・・
kamiko! (2020-04-05 14:06:23)
昔はヘヴィメタルとハードロック専門だったが、今は音楽全般のご意見サイトとはっきり書いてあるんだな。
ドゥーム作品専門家のように思われているかもしれないが、実はクラシックピアノソロ作品が一番詳しい。
ここにピアノ弾きが見に来ているとはまあ思わないが、独り言のように今猛烈にハマっているお勧め作品を書く。

まずAstor Piazzolla / Oblivion
この人はアルゼンチンのバンドネオン(アコーディオンの鍵盤ナシの楽器ね)奏者で没30年チョイ経った。
ブエノスアイレスをテーマにしたタンゴ曲などが有名で、濃厚な哀愁が特徴だ。
ピアソラの作品でピアノソロ作品は珍しく、多くは少人数のユニット作品が多い。
しかもオリジナルのピアノスコアは自分的には微妙なクオリティ。こういう他楽器専門の作曲家の場合、編曲が施されて素晴らしい作品になることが多い。
Youtubeで「Astor Piazzolla piano oblivion」で検索すると僅かにピアノソロ演奏を公開している動画にヒットするが
TATIANA PRIMAK KHOURYという人が弾いている編曲作のクオリティが相当高い。
ゴージャスに聴こえて難しそうに感じるが、実際弾いてみると難易度は中級レベルで弾きやすい。
楽譜を探すのが大変だが、ボクは欧州のダウンロード楽譜ショップで10ユーロくらいで手に入れることができた。
問題はCDなんだが・・・ありました。
piazzolla solo piano / loredana piluso
日本のアマゾンではデジタル作品のダウンロードのみだが、アメリカのアマゾンではCDで入手可能だ。
ピアソラのピアノ編曲作品で珍しい上に非常にクオリティが高い。興味があれば是非聴いてみてほしい。

ここ数年はフィンランド、ロシアの作曲家にハマっているが
今はロシアが一番面白い。ジャズピアノをクラシック様式にしたニコライカプースチンは素晴らしいが
辻井伸行氏をはじめとした日本人ピアニストも弾き始め、有名になってしまった。
という訳で、素晴らしい作品なのに、未だ日本であまり脚光を浴びていないロシアの作曲家(決して無名ではないが)を紹介。

セルゲイ・リャプノフ
日本ではまあまあ弾かれているが超絶難度もあり動画数は結構少ない。
大抵、「12の超絶技巧練習曲集作品11」の「レスギンカ」「子守歌」が弾かれている。
ボクもレスギンカに感銘を受け、演奏に挑戦しもはや1年経つが、未だ完璧に弾きこなすことはできない。
が、この人の作品中、最もアグレッシブで血がたぎる作品は、この曲集の「幽霊のロンド」と・・・
「タランテラ作品25」である。
お勧めCDは、Frorian Noackという人が演奏しているcdで、vol1にタランテラが収録されている。
幽霊のロンドやレスギンカが収録される超絶技巧曲集は、Vincenzo MaltempoのCDがアマゾンに売ってる。

アレクサンドル グラズノフ
この人は更に日本ではあまり弾かれていない。動画で検索しても交響曲が多くヒットしてしまう。
が、結構多くのピアノ作品を残しており、カナダのサイトで多くの楽譜を収集できた。
ピアノソロのCDは珍しいんですが
Duane Hulbertという人が Complete Works for Pianoという作品を出してる。

まあ、ここに書いてもあまり反応はなさそうだが
もしピアノが好きなら、ここに書いたCDはお宝になるに違いないと思うよ。

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