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Ozzmosis / OZZY OSBOURNE
失恋船長 ★★ (2020-04-10 12:54:04)
スティーブ・ヴァイと創作活動していたオジー、ライブからの引退は宣言していたが、スタジオアルバムやゲスト参加はあるだろうという事なのだが、思っている以上に復帰が早かった。しかも蓋を開けるまでもなくオジーの本格ソロ作。ヴァイとのコラボ曲もあるが、ギターの座はザック・ワイルドに落ち着き、ギーザー・バトラー、ディーン・カストロノヴォ、リック・ウェイクマンが顔を揃える形となった。

そしてソングライティングチームを外部から招聘、時代の流れを読み取った無理のないモダン化、そして過去最高のメロディアスサウンドへと進んでいる。フックのあるメロディを、あの明るいがヌルっとした声質で歌い上げている。相変わらず歌が上手いわけではないのだが、外部の力によってメロディが強化された為に、随分と垢抜けた印象を受ける。
これがオジーなのかとう疑問もあるのだろうが、ソロバンドであるが故に、やりたい放題進めばよいので、異論など挟む余地もないのだが、オジーらしさは希薄。それが評価を分ける最大のポイントだろう。
前作のようなスタンスながら、バラエティに富んだ作風。その中で、もう少しバックメンバーの色を濃くするだけで感触も違ったと思いますね。いずれにしろ質の高さは折り紙付きです。

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