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The Wake / VOIVOD
kamiko! ★★★ (2020-04-26 18:43:33)
Angel rat以降、どうもコレジャナイ感漂う作品が続き、全くボクのツボにハマらず
ギターが病気で脱退後、更に混迷するのかなと思いつつ、一応はずっとチェックしてきたのは
Nothing Faceのようなプログレッシブ&スラッシュ的なスタイルで蘇ってくれないかなという期待があったからだ。
ジャケを見て、コレは大丈夫なのかという不安を感じつつも発売当時にゲットしましたが
コレは!Nothing Faceで悶絶したファンにとって期待通りの作品に仕上がっている!
コレは2018年の作品ですが、とりあえず2018年にゲットしたHR/HMベストアルバムですよ。
元々Pink Floydをカヴァーするような、サイケ&スピリチュアルな志向性を持ったバンドで
情緒不安を引き起こしそうな変則リフや不協和を絶妙に構築する楽曲が一番の売りだったと思う。
そんな個性がこの作品には再び宿り、まさにNothing Face路線の新作と言うに相応しい。
ヴォーカルのスネイクの声質は年齢を重ねても昔と変わらず、この変則的で丁度良い音圧のギターにフィットしてる。
Voivodはハードコアやザクザクギターやカッコいいロック路線だと魅力が半減するよ。
やっぱり薄目のギターの方がスピリチュアルさが全面に出るし、スラッシュテイストが最もフィットするよ。
ドラムもオリジナルメンバーでずっと活躍してるけど、こういうスラッシュなドラムの方がカッコいいね。
もうね、このアルバムはVoivodの集大成ですよ。ホント多くの人がコレを体験して驚愕してほしいと思う。

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