この曲を聴け!
No Place for Disgrace / FLOTSAM AND JETSAM
失恋船長 ★★★ (2020-06-07 21:23:59)
前作とは一転、日本一権威ある雑誌の日本一影響を与える酒井康氏が90点の評価を付けたことにより、話題性も嘘みたいに上がったことを記憶している。本当にワタクシはこの手の輩が大の苦手である。お前たちは耳が付いているのか、音を聴け音を、音楽は読むモノじゃないぞと心の底から思いました。当時雑誌は一切読まないタイプだったワタクシにとっては、本当に嫌な思い出がよ蘇る一枚です。そのせいで、当時この音と向き合えなかったからね。
くだらない先入観を捨てて聴けば、前作におけるソングライティング力をさらに研磨、アイデアを取りまとめ高いドラマ性を有しつつも、無駄を排除し聴きやすく纏め上げている。前作にあったむせ返るようなアングラダーク臭がなくなったのは、個人的には残念だが、エルトン・ジョンのカヴァーすらも、大ありと思わせる手腕に聴かせ方にバンドの成長を感じます。
彼らの代表作は今作で間違いないが、お気に入り度は1stです(信者どものせいで今でも苦々しい思い出が蘇り聴きたくないが上回る)。
ソングライターが変わってもバンドは死ななかった。勿論、ジェイソンの置き土産もある。良好な関係なのも頼もしい。新加入のベースである、トロイ・グレゴリーもジェイソンの口添えだとか、実はメタリカのオーディションを受けたとか、ゴシップネタもあったりする今作だが、個人的に、あらゆる先入観を捨てて聴きたいアメリカンメタルの傑作であろう。ちなみに⑦は、マサ伊藤が酷評していたって、もうウンザリだよ。
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