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Raised by Wolves / SERPENTCULT
kamiko! ★★★ (2020-07-27 22:53:26)
ベルギー産ドゥームメタル2011年作
前作のWeight of Light(2008年作)でMichelle Noconの女声ヴォーカルがクローズアップされがちな印象だが、この作品では脱退している。
濃密なドゥームサウンドをバックにキュートな女声ヴォーカル乗る魔女サウンドもいいが、このバンドの最大の魅力はそこではないとボクは思う。
このバンドの前身、Thee Plague of Gentlemenの鈍重で濃密な真性ドゥームサウンドに一時期ハマったことがあるが、そのヘヴィネスを継承した
演奏にこそ魅力がある。海外レヴューを翻訳すると、どうもichelle Noconが脱退したこの盤は過小評価されがちな感じだが、ボクは前作とではなく
Thee Plague of Gentlemen時代のサウンドと比較してしまう。純粋にドゥーム・スラッジ的濃さではThee Plague of Gentlemenに軍配が上がるが
当時のストレートなサウンドから更なる進化を志向している雰囲気が感じられるこの盤は、ボクのツボに結構ハマる。
この人たちの演奏は、ヘヴィでカオティックで、ファズの効いたギターノイズのザラつきや粘っこさ、無駄の無いタイトなドラムなど、
純粋に音響的な魅力が詰まっている。わかりやすい個性である「女声」を失ってしまったが、もっと評価されるべきサウンドだと感じる。
この盤をラストに全く音沙汰が無いのが残念だ。

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