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Servus / BATHSHEBA
kamiko! ★★★ (2020-07-29 18:15:25)
ベルギー産魔女ドゥーム2017年作
Serpencult、Death Penaltyでキュートな魅力を発揮してきたMichelle Noconの女声ヴォーカルによる真性ドゥームだ。
Thee Plague of Gentlemenの鉄板メンバーでやっていたSerpencultはオーソドックスなドゥーム・スラッジが前面に出て
女声ヴォーカルはあくまでおまけといった印象を持っていたが、この盤はMichelle Noconの魔女的存在がより前面に出た印象だ。
目を塞がれたようにも見える淑女が描かれたジャケ、インナーに描かれる人為的に形作られた木片は、魔女的イメージを想起させる。
また、曲目や歌詞からも、魔性を前面に出した印象があり、Michelle Noconの魅力を底上げし存在感が随分と増した感じだ。
生粋のドゥームフリークから言わせれば、演奏はSerpencultの真っ黒でドロドロなズブズブ感には敵わない、と言いたいところだが、
Michelle Noconの魔性を表現したサウンドとしては、ドゥームにとらわれない、アップテンポやアヴァンギャルドな激しさを盛り込んだ
こちらのスタイルの方がベストマッチだと言える。そういう演奏をバックに、Michelle Noconは単にキュートに歌うスタイルではなく
より毒気を盛り込んだ吐き出すような歌唱を始め、以前と比べて随分と本格的な真性さを備えた呪術を思わせるスタイルに深化している。
このバンドの活動を今後も続けるのか不明だが、彼女の最新の作品としてはOf Blood And Mercuryというポストロック的なユニットが
今年アルバムをリリースしている。こちらもテーマは呪術的な印象は持つが、脱メタル志向が強く、再びキュートな魅力に回帰している。
Bathshebaでヴォーカルのポテンシャルをかなり向上させた印象を持ったが、結局のところ、Of Blood And Mercuryで見せる
キュートにクリーンに歌い上げる歌唱の方がボクとしては好きだなぁと感じる。

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