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Book of Shadows / ZAKK WYLDE
Resident Evil ★★ (2004-12-12 21:35:00)
1996年発表の1st。
OZZY OSBOURNEを一時脱退状態だった若き天才ギタリスト、ZAKK WYLDEソロ名義の1st。本作ではOZZYでのヘヴィな彼のスタイルは希薄で、アコースティカルなアメリカならではの大陸的音楽という感じで最初は全く違う音楽性に驚いた。何曲かでヘヴィなソロワークを聴かせるが、基本はサザンロックなのでコテコテのHMを期待した方は肩透かしを喰らうはめになるだろう。しかし、そういった音楽性云々、ZAKKの感性が解き放たれたかのリラックスして聴ける楽曲は素直に良いといえる。そして、やはり特筆すべきは彼の歌唱が聴けるという点だろうか。今のあの風貌からは想像もつかない(失礼)耳あたりの良いやわらかい歌声はもちろん、時に優しく切ない語り口には癒しすら感じてしまう。その後BLACK LABEL SOCIETYとして活動し、音楽性をヘヴィな方向へ推し進めていったが、この作品だけは毛色が違う。音楽性はどうあれ、HMファンでも尻込みせずに聴けるので、サザンロックと言われて避けている人にも是非とも聴いてもらいたい。
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