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EARTHSHAKER
Tamasa ★★★ (2020-08-20 18:09:07)
日本のヘヴィ・メタルの誕生を彩った最重要バンド。同期デビューは44MUGNUM。MARINOと併せて関西3大メタルとも呼ばれた。日本産メタルバンドとして最も早く武道館公演を果たしたことからも、当時の圧倒的人気ぶりが分かる。(LOUDNESS、Vow Wowより先なのだ)

LOUDNESSが海外勢と同じルーツを持ち、テクニック至上主義であったのに対し、国内フォーク・ソングをルーツにしたかのような音楽性で、激しさがもてはやされたメタル黎明期において既に”感情”に訴えることを最重要課題にしていた稀有な存在。また、日本語で歌う事に本当に意味があった唯一のバンドでもあり、この”日本語メタル”は、早くも2nd FUGITIVEの①記憶の中 ⑤MOREで完成を見る。当時のメタル少年は、校舎の窓を割って回る17歳よりも、ナイフを握りしめる18歳に心を掴まれていたのだ。


当時はEARTHSHAKERなんて女子供の…なんて突っ張って斜めから見ていたのですが、改めて聴くとたまらんですね。2nd、3rdはまごう事無き名盤。MOREは歴史上最も高校の学園祭でコピーされた曲なんて言われていました。4thなんて今聴くとクランチ並みの歪みのなさですが、突然明るくおしゃれになった曲は最高。リ・アレンジのセルフカバー・ベストYesterday & Tomorrowでアレンジ力の高さも堪能できます。

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