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Live / FOGHAT
失恋船長 ★★★ (2020-09-14 12:54:27)
英国のバンドでありながら渡米して活動していた生粋のライブバンドによる歴史に名を残すライブ盤がコチラ。サザンロック的な風合いも感じさせるが、小気味よく弾き出されるリフワークには英国産ハードブギーテイストも色濃く残し、無駄な装飾を省いたシンプルロックのダイナミズムにグイグイと引っ張られるでしょう。
アメリカ大陸制覇を目指した音楽性、速くもないのに加速度を感じさせるグルーブ、時には野性的と感じさせる、その骨太なサウンドは圧倒的な存在感を誇っている。
トータルで40分を切る構成も清い姿勢に映り、気が付けば何度もリピートさせる魅力あるのが、このバンドの肝だろう。
ライブならではの緊張感と熱を帯びた空気、スタジオ盤以上に尖りまくった感情に支配される生々しいロックサウンドの持つ説得力は、何年たっても色あせません。楽しいハードブギーなのに、どこか重厚な存在感を放っているのも印象的ですね。

余談ですが、⑤はビック・ジョーの相性で知られる黒人シンガー、ジョー・ターナーが1950年代に発表した曲です。色んなアーティストが取り上げております。ブルースロックから派生したハードロック。その源流として後世に引き継がれる名曲の一つでしょう。

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